これは中々面白いな。いや、傍から見ているから面白いんだけれど、確かに本人からしてみたら大問題だろう。

男性側によると、男性の実名を入力しようとすると、途中からフルネームとともに犯罪行為を連想させる単語が検索候補の一つとして表示され、それを選択すると男性を中傷する記事が並ぶという。

いやー…。自分がこの立場に陥ったらと思うと笑えないな。

ちなみに:

米グーグルは「単語を並べただけではプライバシー侵害に当たらない。単語は機械的に抽出されており恣意(しい)的に並べているわけではない」と主張。

この手の記事をよく見かけるけれど、ぼくは全く同意できない。「機械的に抽出されているから恣意的ではない」は筋が通っていない主張だと思う。機械的に抽出する仕組み(すなわちプログラム)は人間によって書かれているのだから、それは人間の意思が反映されていると考えていいだろう。「悪意があったわけではない」であれば分からなくもないけれど、「恣意的ではない」は通らないんじゃないかな。