『つま先立ちのサンちゃん』というマンガ本を読んだ。
記憶が正しければ、これは SmartNews を読んでいるときに出会ったマンガで、自閉症っ子の子育てを描いているものなので興味を持った。主人公のサンちゃんは息子よりも少し年上なので、これから起こりかねないことについて心の準備をしようと思った。
身も蓋もないことを言えば、この本を読むことで何か新しい知識を得ることはなかった。ただし、気持ちの面で少し楽になることはあった。たとえば、サンちゃんも我が子と同じく言葉の習得が遅いが、それでも言葉を少しずつ覚えているらしいこと。また、友だちを意識することも少しずつできるようになるらしいこと。これらの事実は「息子がそんなことをできるようになる日が来るのだろうか…」と心配している身からすると、福音である。
また、サンちゃんと我が子の共通点はとても多く、そういう意味でも近しい子どもの行動を知ることができて、よかった。
自閉症っ子の子育てについて知りたい人、もしくは知る必要がある人には読みやすくてとっつきやすいマンガ本だと思う。