ブログを書く動機について、現時点でのメモを残しておこうと思う。

僕の職業プログラマーとしてのキャリアは、2005 年にブログサービスを作ることからはじまっている。ブログというサービスにはそれなりの愛着がある。

過去には Movable Type を「さくらのインターネット」でホストして、気が向いたときに記事を書いた。はてなダイアリーにも日記を書いていた。今ではどちらも閉じていて、履歴も残っていない。はてなダイアリーは、友人から「自分を特定できるような書き方の記事があるので (その記事を) 消して欲しい」と言われ、そのタイミングで「面倒なので全て消すか」と思い、アカウントごと削除した (補足: 一般に特定できるように書いてはいないが、近い人間からは推測がついてしまう、というレベル)。また、同じようなタイミングで自分でホストしていた Movable Type も消した。

この決断には後悔している。

自分のブログの一番の読者は自分だと思う。何かを検索したときに自分のブログ記事がひっかかる確率は高い。昔の自分が解決した困りごとでも、時間が経てば解決方法を忘れてしまう。そうなったときに頼りになるのは昔の自分からの便りである。それを捨てるなんてとんでもない!!

昔の自分の記事を読むと恥ずかしい気持ちになることもある。たとえば 2012 年に自分が書いた JVM の実行オプションのメモ書きを読むと、「君はそんなことも知らなかったのか…」という気持ちになる。でも、こういう記事こそ消してはいけないものだと今は思う。こういう記事のおかげで、今の自分は昔より「少しはマシだ」と思える。

自分が、自分のために、ブログを書いている、というスタンスは大事にしていきたい。過去には Google Analytics を入れてアクセス解析をしたこともあるけど、Google Analytics 4 へのアップデートがアナウンスされたタイミングで、ブログからアクセス解析機能を落とした。自分のためのブログに、他人がどのくらい訪れるか気にするのは変だと思う。もちろん、書いていることが自分以外の誰かのためになれば嬉しいけど、主目的ではない。

同じような理由から、ブログをバズらせたいとは思わない。むしろ、バズりたくない。少なくとも自分の手で、ブログ記事をソーシャルメディアで拡散するようなことはしない。

ブログを公開することで、未来の自分に今の自分の理解を伝えたい。公開することで、間違ったことを書かないように自分自身を律したい。昔の自分の記事を「ばかばかしい記事だ」と思えるのであれば、それは喜ばしいこと。そういう気持ちで、今はブログを書いている。